ハローワークを利用する時の注意点

ハローワークは公共職業安定所の通称で、国によって運営されている職業紹介事業を行なっている公共機関です。ハローワークの基本的な業務は、仕事探しをしている方と人材を探している企業との雇用関係が成立できるよう斡旋し、仕事選びや希望条件などの相談に応じる他、求人への応募の際の履歴書の書き方や面接の受け方などのアドバイスも行っています。そのため、介護の仕事に就きたい方の就職や再就職にも、多く利用されている身近な機関です。

ハローワークは、公共機関であることの安心と地域内で職場探しに強く、無料で利用できるメリットもありますが、その反面注意しておくこともいくつかあります。求人情報には、給与面や休日、勤務時間などの基本的なことが記載されていますが、昇給実績や離職率、有給取得率など、介護職として長く仕事を続けたい場合の細かな情報がないのがネックです。そのため、詳しい情報を得るためには、自分で問い合わせをしてみる必要があります。また、求人情報の閲覧は無料で気軽にインターネットを使ってできますが、ハローワークの紹介状が必要となる求人募集が多いため、インターネットだけでなく、直接ハローワークの窓口に行かなくてはいけません。

さらに、ハローワークで働く職員も不足している場合があり、介護業界や介護業務に精通した職員ばかりではないため、自分が目指す介護の仕事や将来のキャリアまで考慮した最適な職場の紹介が困難な点もあります。ですから、ハローワークを利用する時は、メリットともとにデメリットも把握しておきましょう。